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日立製作所 日立事業所臨海工場および日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所に訪問(共創工学フィールドワーク科目)

2026年4月1日更新

2026年3月30日、共創工学部のフィールドワークの一環として、1〜2年生17名が原子力関連施設の見学を行いました。本見学は、原子力人材育成ネットワーク高等教育分科会による学生向け見学会の一部として実施されたものです。

当日は、日立製作所 日立事業所臨海工場および、日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所を訪問しました。

日立製作所の臨海工場では、使用済み燃料輸送・貯蔵兼用キャスクや、ABWR向け蒸気乾燥器・気水分離器といった大型機器の製造現場を見学しました。巨大構造物の精密加工や品質管理の工程を間近で見ることで、原子力エネルギーを支える高度な製造技術とそのスケール感を実感する機会となりました。

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続いて、日本原子力研究開発機構では、J-PARC(大強度陽子加速器施設)を中心に、物質・生命科学実験施設(MLF)や関連研究設備の見学を行いました。加速器を用いた中性子・ミュオン研究の概要説明を受け、創薬や材料開発など幅広い分野への応用可能性について理解を深めました。

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また、ISCN(核不拡散・核セキュリティ総合支援センター)の実習フィールドでは、核セキュリティに関する実践的な教育プログラムを体験し、原子力利用における国際的な安全保障や管理体制の重要性について学びました。

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ほぼすべての参加学生が原子力を専門としない分野の学生であり、見学前は「危険」「難しい」といった印象を持つ声も見られましたが、見学後のアンケートでは全員が「満足」または「やや満足」と回答しました。特に、核セキュリティや加速器研究に対する関心の高まりが顕著に見られ、原子力に対する理解やイメージの変化が確認されました。

本フィールドワークは、専門分野の枠を越えて社会インフラや最先端科学に触れることで、「技術と社会の関係」を多角的に捉える視点を養う機会となりました。共創工学部では今後も、現場体験を通じた実践的な学びを重視した教育を推進していきます。

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