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ディプロマ・ポリシー

2023年10月2日更新

共創工学部

1. 教育目標

多様性を包摂し持続可能で豊かな文化を有する社会の実現に向け、工学と人文学・社会科学の協働の意義を理解した上で、人間中心の新しい技術や文化を共創できる人材の育成を目標とする。そのために、協働の基となる工学、データサイエンスならびに人文学・社会科学の知識と技能を身につけた上で、工学的手法によって、新たな技術や文化すなわちモノやコトを考案・創造し、価値創造に貢献できる人材、社会と文化のイノベーションの推進を目指して、新たな技術や文化を、社会との対話を通じて実装・普及できる人材、グローバルな視点からリーダーシップを発揮できる人材を養成する。

2.学科編成と学習目標

大学及び共創工学部の教育目標に掲げる人材の育成を目的として、2つの学科、すなわち人間環境工学科と文化情報工学科を設ける。それらの教育課程を学修し、下記の学習目標を達成し、所定の単位数を修得した学生に、学位(工学又は文化情報工学)を授与する。

A 自然科学、人文学、社会科学を俯瞰する総合的な教養とコミュニケーション力(外国語を含む)を身につける。
B 工学と人文学・社会科学の協働の意義を理解し、
 ①工学、データサイエンス、人文学・社会科学の知識・技能(専門知)に基づき、
 ②多様なデータと視点から課題を発見する力(発見力)、
 ③課題の解決に向け、新たな技術や文化(モノやコト)を考案する力(発想力)を身につける。
C イノベーションの推進に求められる、新たな技術や文化を社会で実践・普及させる力として、
 ④課題解決のアイデアを具現化し、設計・評価する力(デザイン力)、
 ⑤発見・発想・デザインをステークホルダーと共有し、ディスカッションする力(対話力)を身につける。
①~⑤を、5 つの共創能力と呼ぶ。
D グローバルな視点から問題を把握し、人々との対話や協働を主導するリーダーシップを身につける。

人間環境工学科

1.教育目標・特色

社会課題解決に向けて、工学と人文学・社会科学の知を協働させることで、人々のための豊かな環境や技術を創造し、その普及に取組む人材の育成を目標とする。そのために、人間や環境に関与する工学諸分野の専門知識に基づいて、サスティナブルで安全安心な社会のための人間中心の住環境や新しい技術(モノやコト)を考案・創造できる人材、社会イノベーションの推進を目指し、共創としての社会との対話により、新しい技術を実装・普及できる人材を養成する。

2.主要な学習目標

自然科学、人文学、社会科学を俯瞰する総合的な教養とコミュニケーション力(外国語を含む)を持ち、社会科学と協働する理工系の知識とデータサイエンスの専門性を身につける(①専門知)。さらに、幅広い視点から環境や社会に関する課題を見出し(②発見力)、工学的発想により新たな技術や価値を考案し(③発想力)、社会のイノベーションの推進を目指して、それを設計・評価し(④デザイン力)、社会との対話を通じて(⑤対話力)実践する力を身につける。

文化情報工学科

1.教育目標・特色

多様性を包摂し持続可能で豊かな文化を有する社会の実現に向け、人文学・社会科学と工学の知を協働し、新しい文化や価値を共創できる人材の育成を目標とする。そのために、人間の文化と社会に関わる資料をデジタル技術によって収集・加工し、データサイエンスを応用して多角的に解析し、工学的な発見・発想と技術を用い、文化や価値を考案・創造する人材、文化のイノベーションの推進を目指して、社会との対話のもとに、新たな文化や価値の実装・普及ができる人材を養成する。

2.主要な学習目標

自然科学、人文学、社会科学を俯瞰する総合的な教養とコミュニケーション力(外国語を含む)を持ち、人間の文化と社会に関わる知識(人文知)とデータサイエンスを結びつけ(①専門知)、課題を見出し(②発見力)、工学的発想や技術により新たな文化や価値を考案し(③発想力)、文化のイノベーションの推進を目指して、それを作品や表現として具現化し(④デザイン力)、様々な人々との対話(⑤対話力)を通じて、社会での実践を図る力を身につける。

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